寂しさで死ぬ生き物は人間だ。

インターネットサーフィンを自分の趣味として公言する人って、まだ居るんですかね？

インターネットに接続することがネイティブ（スマホとか（今時一家に一台パソコンあるし））の世代にとっては、趣味と呼ぶには日常的過ぎる気がします。

僕は、インターネットサーフィンが好きです。

最近じゃキュレーションサイト？が沢山あって少し濁った気がするけど。

あと、レシピサイトとレストランレビューサイトもあんまり多過ぎる気がするんで、僕はそろそろ本に頼ろうかなって思ってたりするんだよね。電子書籍（デジタル）と紙媒体（アナログ）の話じゃなくてさ。情報の取捨選択のやさしさって話なんだけどね。

まー、それで、僕もSNSは色々やったりするんだけども。ツイッターが好きなんだよね。なんだかすげー性に合う気がするし。

それにさ、たまに凄まじいものが見れたりするんだよね。炎上とかじゃないんだけど。

例えば女子高生が、彼氏とデートに行きましたー。って感じのツイート（投稿）があって。その文面がさ、はちゃめちゃにめちゃくちゃなの。でもね、そのときの感情の発現っぷりがそこらの文学かじってますって人の書く文章より長けてたりすんだよね。楽しくて仕方なかったんだろーなー。ってなんのよ。

なんてーの？僕は、多分さ手書きの手紙に絵文字まで書いちゃう（⤴︎とか（笑）とか）1番初めくらいの世代なんだけどね。あの時はバカにしてたよ。正直言って。でも、確実に今ね。それが洗練されて、ちょっとした文章なら全然そっちの方が、読んでて面白いし伝わるんだよ。

誰がやろうとしたわけじゃないんだけどさ。やっぱり共感をかうって大事なんだろーな。

SNSって、自分が感じたり思ったことを投稿して、共感者がいないかなー？って探すって感じもあるじゃない？だからそこまで洗練されたのかな？

あとさ、SNSってそーいう面とただ記録的に使う人がいる（生存確認用（タイガー魔法瓶（そんなのあったよね（今もある？））））ってのもあるじゃない。

今日何をしたかって投稿だけの人もいる。そんなのテキトーなノート買って、それに書いとけよ。わざわざ人に見られるようなことする必要ないじゃん。って思うじゃない。

そうなんだよ。そうなんだよね。でもきっと、その人は、人に見られたいんだよ。自分が生きて来た毎日をさ、自分だけが記憶するんじゃなくて、誰かにも記憶していて欲しいんだよ。たとえそれが不快なものとしての記憶だとしても。たとえそれが嘲笑のネタとして消化される記憶だとしてもさ。

ツイッターで、とあるおじさんを見つけたんだよね。大体3日に1回くらいのペースで、今日は〇〇作りました。って晩御飯の写真と一緒に投稿してるんだけどさ。リツイート（共有）とかいいね（好評価）とか全然ついてなくて。おじさん的にはさ、今日は良く出来たなって思っただろうから、写真撮ってツイートしてんだと思うの。けどさ、なんだかな。写真に写ってる料理、お世辞にも美味しそうには見えないんだよ。そりゃもう笑っちゃうくらいには美味しそうじゃないんだ。

でも、おじさん的には本当に良く出来たんだと思うのよ。それこそ誰かに見てほしいな。って思っちゃうくらいには。

おじさんさ、たまに旅行行ってて。それもツイート（投稿）してんのよ。もちろん写真付きで。全部自撮りだから、多分一人旅なんだろうけどね。ツイートの内容も行ったとこの名前とその説明、あとはそこで食べたものだけ。感想とか１つも書かれてない。

それで思ったんだけどさ。おじさんは自分が嬉しかったり楽しかったりしたことを記録してるだけなんだけど、やっぱりその料理は誰かと一緒に食べたかったんだろうし、その旅行は誰かと一緒に行きたかったんだろうなって。

だって感想とか書かないのって、書いちゃったらさ、はそこで終わりな気がしちゃうんだろうから。

だから書かない。誰かに会った時とかに話そうと思ってるってことじゃない？それだったらさ、その瞬間を一緒に過ごせたら1番だよね。

だから、おじさんは誰かと一緒に料理も食べたかったし旅行も行きたかったと、僕はおもうんだ。

そんなこと書いてないから、完全に推測でしかないんだけどね。なんなら邪推かもしれない。

でも文面から何故だか過剰な寂しさを感じるんだよ。

それこそ女子高生のデートの楽しさと同じくらいには。

おじさんはツイッターを使って、どうしたいんだろう？考えれば考えるほどドツボにハマりそうになるから、これ以上は考えない。

やっぱりインターネットは好きだなって思う。いつまで経ってもこういう人間的な不思議を残してくれるのかな？

まー、色々書いたけど、俯瞰してる様に見せても、僕もおじさんと何も変わらないようなことをやってるんだよね。笑っちゃうね。みたいな。