僕は仮面ライダーになれなかった。
古い思い出というか、記憶というか。
なんか夢とか目標についての話。そういうものに生きた人の話を聞くと、いつも思い出すことがあるんですよ。
ほら、幼稚園(僕が通ってたのは保育園ですが(幼稚園って方が想像はしやすいから(個人差あるか)))の時に、もう卒園の時なんですけどね。
卒園式の練習?するじゃないですか。
いやー、したかな?昔の記憶だからさ、してないかもだけど。とにかく、その時にさ、初めて真面目に聞かれたんだよね。
将来の夢。
卒園式でみんな1人づつ発表していく場面(タスク?コーナー?(なんでもいいや))があって。
僕さ、仮面ライダーになりたかったんだよね。
僕が5歳の時だからー、なんだろ平成8年とかか。その時見てたやつ(覚えてないや(あんなにテレビにかじりついてたのに(そういう記憶は割とないよね)))が凄い好きで。
それで、仮面ライダーになりたかったんだよ。でもさー、周りのみんな、電車の運転手とかサッカー選手とかお花屋さんケーキ屋さん。みたいな。
あー、そういうホント(現実)のやつかー。って思って。
改めて考えてみたら、僕は画家がいいなーって。けど絵が不味いんだよね、僕。恥ずかしくって。みんなの前でいうのヤだったから。どうしようかなーって思ってたんだよね。
前の子が。ほら卒園式って列じゃん?それの前の子がトラックの運転手って言ってて、とっさに同じヤツでいいやって思って、僕も、「トラックの運転手です。」なんて言ったんだよね。
その場をしのげれば良かったからね。本当のところは仮面ライダーになりたかった訳だし。
それでこの前、大分前だけど、インターネットサーフィンしてたら、タモリ(森田一義)が、夢は大人数に言った方が叶いやすいなんて言ってて。
タモリってなんか、妙にそういう説得力あるじゃない?(タモリ式っていうの?(カレー(体洗わない)(酒は太らない)))
だからさ、あの時、「仮面ライダーです。」って言ってたら僕は仮面ライダーになれたのかなって思ったりして。
そういうのが混じり合って、人の夢とか目標の話を聞くと、いっつも卒園式のことを思い出しちゃうんだよね。
ま、よくよく考えてみたら5歳でそんな先のこと考えてる人間なんてそうそう居なくて。
結局何人も前の子と同じ夢の子がいて、野茂のドラフト会議みたいだったなって笑ったりしてるから、まあいいや。みたいな。
野茂のドラフト会議